【読書】豆の上で眠る【湊かなえ】
つくねちゃんにお勧めされていたので読んでみました。
第1章 帰郷
メインの登場人物は、姉妹の二人。
姉の万佑子(まゆこ)と、妹の結衣子(ゆいこ)。
ストーリーは妹の結衣子を中心に展開されていく。
大学生の結衣子は夏休みで帰省するため、新幹線に乗っている。
その車内で、ある絵本のことを思い出す。
それは、アンデルセン童話の『えんどう豆の上に寝たお姫様』。
幼少期に姉の万佑子が読み聞かせしてくれた物語だ。
それが、本書のタイトルにつながっているわけだ。
第2章 失踪
二人の姉妹が小学校時代の話。
近所の山中にある神社で遊ぶのが流行っていた。(田舎だから、遊び場がなかっただけのようだが)
結衣子は活発で、友達と外で遊ぶことが多いが、万佑子は病弱で、家で過ごすことが多い。
あるとき、結衣子から「山にシェルターを作る」と聞いた万佑子は、「私もやってみたい」と言って、二人でシェルター作りに出かけた。
そして見事なシェルターが完成!
そのあたりで友達がやってきて、一緒に遊ぶことになったのだが、体力がない万佑子はもう疲れていたので、一人で先に帰ることにした。
遊び終わった結衣子が帰宅する。「ただいま。」
母「おかえり。あれ、万佑子は?」
結衣子「先に帰ってきてないの?」
いない!!
町中を大捜索。
近所の人たちも協力してくれる。
でも見つからなかった。
第3章 捜索
警察にも連絡して、捜索が始まる。
身代金の要求電話がくるかもしれないため、家では警察が待機。
しかし、何も連絡は来ない。
万佑子の身に着けていた帽子がスーパーの駐車場で見つかる。
なぜこんなところに?帰宅するときの通り道ではないはずだ。
目撃情報が寄せられる。
2件、どちらも同じ小学校に通う人たちの話だ。
しかし、後ほどわかる事だが、どちらかが嘘をついている。
いろいろ探したが、結局万佑子は見つからなかった。
この後、
第4章 迷走
第5章 帰還
第6章 姉妹
と続いていきます。
が、内容の紹介はここまで。
気になる方は、ぜひ本を手に取ってみてください。